「牛乳を飲まないと大きくなれないよ!」なんて言葉をよく聞きますが、実際のところどうなんでしょう?
結論から言うと、残念ながら牛乳だけでは身長はなかなか伸びません。
確かに、牛乳に含まれているカルシウムには、骨を丈夫にする働きが強いのですが、カルシウム単体では上手く体に取り込むことが出来ず、望んだ効果を得ることが出来ません。
では、身長を伸ばすためにはどうすればいいのか?
身長を伸ばすためには牛乳だけではなく、これらの成分を一緒に摂取する必要があります。
また、昔のように牛乳を飲ませ過ぎても良くないのでは?という見解もあるようです。
そんな牛乳と身長との関係と、牛乳の効果的な摂取の仕方を紹介しますね。
目次
牛乳を飲むベストなタイミングとは?
牛乳は、給食時にしか飲まないというお子さんも多いでしょう。
ですが、牛乳を飲むタイミングを変えると、少しでも身長が伸びる可能性があります。
ベストなタイミングは睡眠前と運動後になるでしょう。その理由は次のようなものです
睡眠前
睡眠中は成長ホルモン分泌が活発です。その間には、カルシウムを吸収しやすくするホルモンもたくさん分泌されているのです。
ですから就寝一時間前に飲用するのがベストですし、温めてホットミルクとして飲用すれば、リラックス効果により、質の良い睡眠が得られるでしょう。
「寝る子は育つ」という意味はまさにこうしたことから言われているのですね。
運動後
運動後も適度な成長ホルモンが分泌し、カルシウム吸収も盛んです。
このタイミングに飲用すれば、牛乳により身長を高くする効果が期待できるでしょう。
お子さんのスポーツ後にいつもスポーツドリンクを飲ませていたという方は、牛乳にチェンジしてみてはいかがでしょうか。
牛乳嫌いなお子様への対策
牛乳の嫌いなお子さんは以外と多いものです。
自分たちの小学生時代を振り返ってもクラスに数人は、鼻をつまんで牛乳を飲んでいる子供がいました。
そんな牛乳が苦手なお子さんへの配慮としては、ココアなどで飲みやすいように味をつけてあげるのも効果的です。
また、最近では牛乳を飲みやすくしたり、カルシウムなどをプラスする目的で、牛乳に混ぜるイチゴ味やバナナ味、チョコ味などの粉末や液体があるため、活用してみるのもいいですね。
思春期時の美容に影響する?年頃のお子様への対策
思春期時は、身長へのこだわりと同時に美容へのこだわりも出てきます。
特に、「思春期は太りたくない…」という思いから、ダイエットなどの食事制限をし始める時期でもあるのです。
牛乳はカルシウム豊富で、他のビタミンと併用すれば、身長の伸びも期待できるのですが、脂肪分も多いため、飲みすぎれば肥満を引きおこす可能性も高いのです。
年頃の子供が、「牛乳を上手に飲んで身長を高くしたいけれども、やはり太りたくない…」という気持ちが、牛乳を敢えて控える理由なのでしょう。
牛乳アレルギーのお子様の場合
「牛乳が好きだからたくさん飲ませて身長を高くしたいけれども、牛乳アレルギーがあるため、なかなか牛乳を存分に飲ませられない」というケースもあります。
また、牛乳だけがダメでも、チーズやヨーグルトなどの加工品なら大丈夫というお子さんもいるため、そのような場合は、牛乳の代替えになるカルシウム摂取可能な食品を利用しましょう。
カルシウム豊富な小魚なども牛乳の代替えになります。
身長を伸ばすために牛乳と一緒に摂取したい成分
牛乳のカルシウムを上手に吸収するためには、他にも様々な成分摂取が必須となるでしょう。
以下にあげるそれぞれの成分の効能を把握し、効率良い牛乳のカルシウム摂取に役立てたいものです。
ビタミン
ビタミンには肌にハリツヤを与える効果が高く、美肌成分として注目されていますが、実は、カルシウムを体内に効率よく取り込むサポートをする、非常に大切な成分なのです。
ビタミンDやビタミンE、ビタミンB6など様々な種類がありますが、出来るだけ多く摂取するに越したことはありません。
どのビタミン群が欠けてしまっても、体に何がしかの影響が表れてしまう可能性がありますよ。
タンパク質
細胞の栄養となるタンパク質も、カルシウムを体内に吸収させる効果があることがわかっています。
また、タンパク質は筋肉の元となる他、丈夫な体を作るためにも欠かせない成分です。
成長期のうちに摂取することももちろん大切ですが、健康維持のためには、大人になってからも欠かせない成分と言えるでしょう。
タンパク質にも、植物性や動物性とありますが、どちらも偏らず摂取するのが理想的でしょう。
マグネシウム
マグネシウムには、カルシウムの沈着を防ぎ、体内に効率よく取り込む効果があります。
また、マグネシウムを摂取することで血流が良くなるため、冷え症をはじめ、心筋梗塞、脳卒中も予防する効果があります。
太り気味のお子さんの場合、最近はこうした生活習慣病を発症することも少なくありません。
血液の循環を良くすることは、必要なことと言えるでしょう。
ミネラル
体の細胞を作るためには欠かせないのがミネラル。
このミネラルを摂取することで、体内の活性酸素が除去され、病気になりにくい体を作ることが出来ます。
しかし、過剰摂取をしてしまうと、高血圧の原因に繋がる可能性がある為注意が必要。
どの成分もそうですが、“摂りすぎもいけない”という事を覚えておきましょう。
身長を伸ばすための栄養については「成長期に欠かせない栄養を効率よく摂取する方法」で詳しく解説しています。
牛乳は飲み過ぎても身長の伸びに影響が!?
「牛乳ガブガブ飲めばぐんぐん成長する!」という「牛乳神話」はもはや、現在では否定的な意見もあります。
いくつか考えられる点が以下のような理由です。
もちろん、牛乳は適量飲む事が理想的ですが、飲みすぎは逆に身長の伸びに影響をきたすという事です。
理由1・肥満が思春期を早める
脂肪分の高い牛乳を飲みすぎると肥満を招くこともあります。
肥満になる事で成長期のホルモンが盛んに分泌され、思春期を早めてしまう事があるのです。
思春期が早いと、それだけ身長が伸びる期間も早く終了するため、牛乳の飲みすぎは、身長の成長を緩やかにしかねません。
理由2・満腹感が他の栄養摂取を遮る!
牛乳はカロリー、脂質ともそれなりにあり、満腹感をしっかり感じる飲み物といえるでしょう。
牛乳を飲みすぎる事で、他の栄養摂取がおろそかになり兼ねません。
そうなれば、牛乳のカルシウム摂取がスムーズにいかずに、身長の伸びに貢献できないという事もありえます。
理由3・女性ホルモンを過剰に分泌してしまう
牛乳のルーツを探れば、中には女性ホルモンの分泌が盛んな妊娠中の雌ウシから絞られた牛乳をお子さんに飲ませているかもしれません。
ちなみに、メス牛の中には、女性特有の黄体ホルモンや卵胞ホルモンなどは身長の伸びを緩やかにする特性を持っているのです。
こうした牛乳を飲みすぎればやはり、身長の伸びも横ばいになる可能性はあるでしょう。
牛乳だけでは物足りない、身長を伸ばすための栄養を摂取するには
日常生活で毎日摂取するとなると難しいこれらの成分。
お子さんの成長のためにも、出来るだけ摂取させてあげたいものの、どの食材にどんな栄養素が含まれているかわからないという親御さんも少なくありません。
いちいち栄養を調べるのも、献立を考えるのもちょっと面倒ですよね…。
そんな方にオススメなのが、栄養補助食品で栄養を補うという方法。
栄養補助食品なら、飲むだけで身長を伸ばすために欠かせない栄養素を補給することが出来るので楽ちんですよ!
栄養を効率よく摂取することができ、お子さんでも安心して飲むことが出来ます。
お子さんの身長の伸びに特化した身長サプリメントを!
お子さんの身長の伸びには、牛乳のカルシウムや、それをサポートする様々な栄養が大切になります。
ですが、何らかの理由で十分に牛乳を摂取できない事もあるのです。
そんな時には迷わずに、身長サプリを飲用して、牛乳以上の成長を期待しましょう!
まとめ
身長を伸ばすために牛乳を無理やり飲むのではなく、身長を伸ばす栄養補助食品などをうまく利用して、効率よく身長が伸びるように工夫してみましょう。
また、牛乳は飲みすぎることなく、タイミング良く飲めば成長期における最大のパートナーとなるはずです。
身長サプリとのコラボならば、さらなるパワーアップが期待できるのです。
身長が伸びる栄養補助食品ランキングも掲載していますので、ぜひご購入前の参考にしてください。