プロテインというと体格のいいスポーツ選手が使っていたり、ボディービルの方の様な筋肉が付くサプリメントと想像する人が多いかと思います。
最近では、子供の成長期に合わせて身長を伸ばすために利用する親御さんも多くなっていますよね。
ここでは、プロテインと身長の関係について説明していきましょう。
目次
プロテインとはそもそも何か?
プロテインは、身体を大きくしたり、筋肉を付けたりする為のものです。
実際の成分はたんぱく質の粉末であり、体に吸収しやすく、手軽に良質なたんぱく質が摂れるという点では、非常に優れた物なのです。
しかし、これでは普通に普段の食事で肉や魚を摂取している事と変わりませんし、もちろん魚と肉だけで身長は伸びません。
それどころか、プロテインは正しく摂取しないと健康被害が出る恐れもあるのです。
プロテインの正しい摂取の仕方とリスクとは?
プロテインと言われると、ボディービルダーが連想しやすいですね。
彼らは、日々専門のトレーナーが付いて、筋肉に極限までの負荷をかけトレーニングを行なっています。
そのトレーニングがあって、初めてプロテインは効果が生きるのですよ。
通常、そこまでのトレーニングを行う事はまずありません。
仮に同様のトレーニングを行なっていたとしても、身長が伸びる成長期に、プロテインが必要な程のトレーニングを行う事は、逆に身長が伸びる事を阻害してしまいます。
通常、トレーニングが少ない人や運動をしない人がプロテインを摂取すると、たんぱく質が体内で余り、その余ったたんぱく質は尿になります。
これが繰り返されてしまうと、たんぱく質の過剰摂取により腎臓に負担がかかってしまいます。
部活動などで激しい運動をする子供だったとしても、成長期の栄養は基本的に食事でまかないましょう。
思春期にハマりやすいプロテインダイエットに注意!
思春期は、人から自分がどのように見られているかなど、外見の事が気になる時期。
その中に、体型の悩み=ダイエットなどがあげられます。
中学〜高校までの女子の殆どが、何らかのダイエットを経験しています。
その中には、プロテインを使ったダイエットにハマる女子も少なくないでしょう。
プロテインは筋肉増強ばかりのイメージですが、最近は、筋肉を落とさずにダイエットするプロテインダイエットも密かに流行っているのです。
筋肉がついた体は、基礎代謝も上がっていて痩せやすく、筋肉が適度についた体はカッコイイというメリットからこのようなダイエットが波及しているのです。
ですが、こうしたプロテインダイエットは、使用や量を間違えると成長期の体に異変を与えてしまいますよ。
また、ダイエットというと痩せたいため、没頭しがちになるので量の見極めが難しくなり注意が必要です。
どうしても、成長期にダイエットを考えているのならば、適度な運動を少し取り入れるだけでも良いでしょう。
しかも適度な運動は、骨端線にも刺激を与えて身長の伸びも促進しますから、一石二鳥となるでしょう。
プロテインの間違った摂取は体のあらゆる負の症状をもたらすことも
プロテインをはじめ、タンパク質成分は、筋肉をつけて丈夫な体を作るために良いとされています。
これは、プロテインの知識をしっかり持っている人なら、ベストなアイテムかもしれません。
ですが、親の中には、子供の成長を案じるばかりに、プロテインを過剰に提供してしまうなんていう恐れもあるでしょう。
これはプロテインに限らず、他のタンパク質でも同じ事になります。
もし、プロテインやタンパク質を過剰に摂取してしまった場合、どのような事が生じるかは以下に記載する通りです。
腸内環境が悪くなる
元々は、肉や魚と同じタンパク質であるプロテインを過剰に摂取してしまうと、腸内環境が悪くなり、ガスが溜まりやすくなったり、便秘やオナラが臭うなどの症状が出やすくなるでしょう。
こうした腸内環境の悪さは、肌荒れや免疫力低下などを引き起こしたり、不眠やイライラなどの精神面をも不安定にしてしまうのです。
それでなくとも、成長期は皮脂分泌が過剰でニキビに悩まされたり、様々なストレスを抱える年頃でもあります。
この時期に、プロテインの摂取により腸内環境の乱れを引き起こすのは望ましくありませんね。
カルシウム不足になりやすい
プロテインの成分であるタンパク質が体で分解され、中和する時に、多量のカルシウムが消費される事になります。
カルシウムは、骨の成長に欠く事のできない重要成分です。
成長の為と思い、プロテインを摂取したらカルシウム不足になってしまって、骨が成長しないなんてないような本末転倒な結果は避けましょう。
太りやすくなる事も…
販売されているプロテインのほとんどが、“高タンパク低カロリー”とされていて、安心して摂取している人が殆どでしょう。
ですが、元々プロテインはタンパク質ですから、摂り過ぎれば間違いなく太る原因になってしまいます。
肥満になると、脳下垂体から成長ホルモンの分泌が出にくい状態になるため、身長が伸びにくくなります。
お腹をくだすことも…
プロテインの種類によっては、お腹が緩くなる事もあります。
特に、牛乳由来のプロテインでお腹をくだす人もいるため、胃腸が弱い人は成分にも気を使いながら、プロテインをセレクトしましょう。
また、下痢が続けば脱水症状も生じやすくなります。
他にも、この時期のたんぱく質の過剰摂取は、アレルギーや腎臓疾患、大腸ガンなどを招いてしまいます。
成長期のプロテインは非常に危険なのです。
基本は食事で栄養を摂取し、足りない部分は身長を伸ばすサプリなどの方が良いでしょう。
成長期にプロテインはタブー?
プロテインの使用は、過剰摂取など誤った使い方をしたり、ハードな筋トレ後の使用ではあれば、問題なく効果をあげる成分です。
ですが、目的が身長を伸ばすだけならば、アルギニンを含む成長期の体に優しく、成長ホルモンを促す成分の方がベストです。
どうしてもプロテインを使って、今よりもさらにたくましい体を作りたいのであれば、成長期もしっかり終了し、骨端線も閉じた後に使うのが望ましいタイミングではないでしょうか。
特に、未成熟な成長期の体にプロテインはタブーと言えるでしょう。
では、骨を伸ばす為に必要な栄養素は?
では、どの様な栄養を摂れば身長が伸びるのでしょうか?
骨と言えばカルシウム!と思う方が多いと思いますが、骨の土台にはビタミンC、骨を定着させるのにはマグネシウムなどバランスよく摂取する事がオススメです。
また、成長ホルモンを促す栄養素としてアルギニンもオススメです。
アルギニンと副作用については「アルギニンによる副作用について」で詳しく解説していますよ。
身長を伸ばしたいならば、身長を伸ばすサプリを!
骨を伸ばすために、必要な栄養素をバランス良く食事から完璧に毎日摂取するのは難しいですよね。
これらの補助として、サプリメントをうまく利用するのも良いかと思います。
サプリメントは、一日の使用量をしっかり厳守すれば、過剰摂取の心配もありません。
アレルギーや食の安全を考えるなら、天然成分で作られているサプリをセレクトすれば良いのですから。
こうした身長を伸ばすサプリは、成長期のお子様の体に合わせて優しい処方になっていたり、天然成分が使用されています。
また、重大な副作用の報告などもないため、安心して飲用できるサプリです。
まとめ
身長とプロテインの関係について説明しましたが、成長期のプロテインは危険もあるのでやめましょう。
プロテインよりは、普段の食生活を中心に栄養を摂り、補助として身長を伸ばすために開発されたサプリを利用する事をおすすめします。
バランスの取れた食生活や睡眠、適度な運動で、成長期に身長をグングン伸ばしましょう!
身長を伸ばすなら、プロテインよりも安全で、効果的なサプリがある事をぜひ知ってください!