「足が大きいと背が伸びる」は、良く耳にする話です。
しかし、そう言われてしまうと今小さい人は大きくならないのか、逆に足が今大きければ今身長が低くても将来伸びるのか、低身長にお悩みの方は疑問が出てくるかと思います。
足の大きさと身長について検証してみました!
目次
身長が伸びるしくみとは
足が大きいと背が伸びるのかどうかは成長ホルモンが大きなポイントとなっています。
成長ホルモンは組織の成長を促す役割があり、具体的には体の骨や身長の成長、筋肉の強化、疲労回復、脂肪の燃焼、組織の回復・再生・代謝のコントロールなどを行います。
これは足に関しても言える事で、足が大きくなると言う事は成長ホルモンが分泌されていて骨が発育している、と言うことになるのです。
しかし、これはあくまでが「身体の成長」なので足が大きいからと言う事と結び付けられるかと言うとそんな事はありません。
実は、足の大きさと身長が関わると言う話は医学的には全く根拠のない話であり「背が高い人は足も大きい人が多い」という確率の話でしかないのです。
また子供の成長のスピードはそれぞればらつきがありますし、身長と足の大きくなるしくみは同じでもスピードは均等ではありません。
したがって、身長を伸ばすためには骨を伸ばす必要があり、その「骨が伸びる」と言うのは骨と骨をつなぐ骨端線が細胞分裂を起こす事により起こります。
この、細胞分裂を起こす為には成長ホルモンが必要なのです。
では、成長ホルモンはどうしたら分泌されるのでしょうか?
では、骨の成長には成長ホルモンが欠かせない事が分かった所で、成長ホルモンの分泌の方法について説明します。
しっかりと睡眠をとる
最近は共働きなどで忙しく、どうしても生活の時間帯が遅くなってしまうご家庭も多いかと思いますが、やはり成長ホルモンに睡眠は大切です。
22時~2時は成長ホルモンが分泌される時間なので遅くともその時間は寝ているように心がけましょう。
子供だって大人以上にストレスを感じている事が少なくないでしょう。不眠に陥らないような環境作りが必要です。
また、スマホなどの見過ぎで睡眠にすんなりと入れないお子さんが増えているため、気をつけたいものです。
食事の栄養バランス
睡眠と同じように食事の栄養バランスもとても重要になってきます。
食事は体を作ります。ぜひこの機会に見直してみてくださいね。
骨や肉、筋肉の成長にはたんぱく質とアミノ酸は欠かせません。
しかし、アミノ酸の中には食事から摂取できないアミノ酸もあるのでこれらを摂取するにはうまくサプリメントなども取り入れると良いでしょう。
また同様にアルギニンも成長ホルモンを促進するにあたって必要な栄養素なのですが、その全てを食事から摂取するのは難しいので、こちらもサプリメントの利用がオススメです。
身長伸びの妨げになりかねない足の異常とは!
身長の伸びに足の大きさは関係ないのですが、足の形がイビツであったり、なんらかの異常が身長の伸びを遮る事はあるでしょう。
身長の伸びを遮る足の異常は、次のようなものがあげられます。
外反母趾
合わない靴を履き続けていると、親指の脇側の骨がボコっと出てきたりします。
これを外反母趾とよび、酷くなると足だけでなく、腰や背骨までもに負担がかかってしまうケースもあるので要注意ですよ。
外反母趾は、ハイヒールなどを頻繁に履く女性におこりやすいのです。
最近はオシャレ意識が低年齢化して、思春期や成長期頃の女子もはいている事も多くなりました。
大人びたファッションをしたい時期に、ハイヒールを履くことで外反母趾を引き起こし、本当は伸びるはずの身長を阻害してしまう事もあるのです。
開張足
足の指が、横に広がった状態の事を開帳足といいます。
特に、家の中で素足でいる事の多い日本人に多く見られる足の形で、外反母趾になる前の状態と思った方が良いでしょう。
外国のように家の中でも靴を履いている状況では、外側の指がしっかり中に収まっているため、開きにくいものです。
しっかりとした足の形ができるわけですが、日本人のように、外に出るときしか靴を履かない状態では、開きやすくなるのです。
こうした足の変形は、大人に限らず成長期のお子さんにもあり得る事です。
大事な成長時期だからこそ、身長や体重を支える足の成長も大事に考えていかなければなりません。
足の形が変形していたり不安定であれば、背骨も曲がり気味で、身長が伸びない要因を作ってしまう事になるでしょう。
身長を伸ばしたいのであれば、しっかり支える足の形を歪にさせない事も大切なのです。
足の変形がおきないためにも靴選びは大切!
身長を伸ばしたいならば、大きな体を支えて、安定的に維持するしっかりとした足が欲しいものです。
そのためには、自分にぴったりの靴を履く事が大切なのです。
最近では、自分の足のサイズにぴったりに作ってくれる靴屋さんもあったり、靴屋さんにシューフィッターと呼ばれるような、靴のプロも存在します。
大人に限らず、お子さんの足にぴったりの靴選びが足の成長を妨げず、身長をスムーズに伸ばしやすくしてくれるでしょう。
足の裏には、成長を促すツボがある!
このように足の大きさと、身長の関係はないという見解でした。
それとは別に、足の裏には成長ホルモンを促すツボがいくつかあるのをご存知でしょうか。
以下のような足の裏のツボを指圧する事で、子供の身長を伸ばす事ができるのです。
足の大きさにばかりこだわるのではなく、こうしたツボを刺激しながら身長が伸びやすい栄養摂取をこころがけましょう。
甲状腺機能を向上させるツボ
甲状腺は成長にかかわるホルモンを分泌させるための、重要な機能を持っています。
親指の付け根には、そうした甲状腺機能を安定化させるツボがあります。
数分指圧する事で甲状腺機能を高めて、成長に関係するホルモンをスムーズに分泌してくれるでしょう。
肝臓のツボ
身長の伸びに関係する骨端線に働きかけるホルモンは、肝臓で生成されるソマトメジンCという物質です。
肝臓の機能が低下ぎみであれば、身長の伸びに影響をきたしてしまう事になりかねません。
足裏の脇の凹み部分には、肝臓に効果的なツボが存在します。
この部位を刺激してあげる事で、成長に纏わるソマトメジンCがしっかり成長され、身長が伸びやすくなるでしょう。
身長も足も成長させるための栄養補助を!
「身長を伸ばすための食事」を完璧に作り続けるのはなかなか難しいと思います。
カルシウムやアルギニンが豊富に含まれた食事を作る事ができればベストなのですが、共働きであったり、忙しい生活を送っている方はなかなか難しいのが現状のようです。
親ならば、お子さんの成長にパーフェクトな食事を提供したいと考えるのは当然です。
ですが、お子さんの成長に伴うサプリをしっかり使う事で、そうした食事内容の心配も軽減されるでしょう。
栄養バランスの整った食事+健康サプリメントをうまく取り入れて日々続ける事が重要です。
こうしたバランスの良い栄養摂取は、身長だけでなく、体を支える足の成長も同時に促してくれるでしょう。
まとめ
身長と足の大きさの関係性についてお話ししました。
足が大きいから身長が高くなるというのは、半分迷信のようなものに過ぎないでしょう。
ですが、変形のない大きな足は高い身長を支える事ができるため、身長も伸びやすい要因にはなるのです。
言い方を変えれば、足の大きさよりも正常な足の形を意識していれば、身長は伸びやすくなりますし、必然的に足の大きさも身長と比例するように成長する事でしょう。
身長を伸ばしたくてお悩みの方は、栄養バランスを見直す事で、これからぐんぐん伸びていく可能性があります。
正しい栄養と、しっかりした睡眠で成長ホルモンを促しましょう!
そのためにも、身長も足も同時に成長をフォローしてくれる身長を伸ばすサプリメントの使用をお勧めいたします。