身長を伸ばすためには、成長ホルモンの分泌を促すことが大切です。
この成長ホルモンとは、一体どのようなホルモンなのでしょうか?
成長ホルモンについて、いくつかご説明していきましょう。
目次
成長ホルモンとはどんなホルモン?
成長ホルモンは、骨や筋肉など、体の成長を促進させる効果があるホルモン物質の事です。
この成長ホルモンが体に作用することで、身長を伸ばすことが出来ます。
成長ホルモンは、基本的に体内で作られる物質として知られてますね。
一部の化学薬品などの中には、摂取するだけで、成長ホルモンと同じ働きを得ることが出来る物質もあるようです。
ですが、ほとんどの物質が副作用がある物が多いため、健康的な生活を送りたい方にはオススメできません。
成長ホルモンが分泌されなくなると…
成長ホルモンが分泌されなくなると、身長の伸びだけではなく、健康面や美容面のあらゆる分野で支障をきたす事になるでしょう。
また、それだけではなく、精神面においても影響を受けてしまいますよ。
成長ホルモンが少ないとまたわかった時点で、なんらかの治療や分泌を促す努力が必要になります。
対策は早ければ早い方が良いため、まだ自覚症状のない成長期のお子さんについては、親がしっかり把握して、改善に導いてあげる事です。
身長が伸びにくい
成長ホルモンと言えば、真っ先に連想させるのが身長ですよね。
成長期にこのホルモンが少ないと、身長が伸びにくくなってしまいます。
好きなスポーツをやる上でも不利になったり、モデルなどに憧れているお子さんも諦めなければならないこともあるでしょう。
何といっても、この時期の低身長は自身喪失にもつながりかねません。
体脂肪増加
ある程度の脂肪が体についていないと、成長ホルモンの分泌は鈍くなってしまいます。
それとは逆に、成長ホルモンが減少する事で、余計な脂肪を増やしてしまうのですよ。
また、内臓脂肪の増加も懸念されるため、将来的に肥満にもなりやすくなります。
筋肉量が低下する
成長ホルモンは筋肉の維持効果もあるため、減少すれば筋肉の量が少なくなり、運動機能も低下します。
この時期は部活動などに励む時期でもあるため、良い成果を納めるためにも、筋肉量が低下することはあまり良い事ではありません。
疲れやすく、疲労がたまりやすい
成長ホルモンが減少する事で、疲れやすくなるでしょう。
この時期は受験や部活など、多方面であらゆる活動を画期的にこなす必要のある時期です。
疲れ知らずの時期であって欲しいですよね。
成人病にかかりやすくなる
成長期と成人病は無縁のような気もしますが、若いうちから成長ホルモンが少ないと、将来はもっと成長ホルモンが減少することは見えています。
成人を過ぎてから、心疾患や糖尿病などの成人病にかかりやすくなるでしょう。
成長ホルモンが分泌しにくくなれば、身長だけでなく、様々な生活に支障をきたすことになります。
考え方を変えると、成長ホルモンで十分に満たされていれば、上記で述べたような症状には陥らなくて済むでしょう。
精神面にも様々な影響が…
こうした成長ホルモンが分泌しにくい状況では、精神面にもあらゆる影響が出始めます。
例えば、イライラしたり、情緒不安定になり出したり、記憶力が低下したりと、日常生活にも何かと支障が出るでしょう。
成長期は、様々な事にチャレンジして、体の成長だけでなく、精神の成長も行われなければならない時期です。
成長ホルモンの低下は、何にでも元気に取り組める時期を逃してしまう最悪の危機です。
成長ホルモンが不足しているかも!?チェック
実際に成長ホルモンが少ないかどうかは、見た目で判断できるのでしょうか。
正確な判断は医療機関での検査で決まりますが、目に見える症状を察すると以下のような症状のが現れます。
- □身長の伸びが緩やかになってきている
- □骨折などしやすくなった
- □肌荒れしている
- □イライラしている
- □気持ちの浮き沈みが激しい
- □集中力がなかったり物忘れしやすい
- □お腹やお尻が太くなってきた
- □疲れやすくなってきた
- □気力がない
思春期は過ぎたけれども、あともう少し身長が欲しい人はご自分でセルフチェックを!
お子さんの身長の伸びに不安を抱えている親御さんも、チェックしてみましょう。
成長ホルモンはどんな時に分泌される?
成長ホルモンは主に、成長期である青少年の時に多く分泌されるホルモンと言われています。
成長ホルモンが過剰に分泌される成長期に、成長ホルモンの分泌が促されることで、成長期の青少年は身長をグングンと伸ばすことが出来るのです。
成長期のお子さんの場合は、よく食べ、よく動き、よく眠るだけでこの成長ホルモンが多く分泌されますので、規則正しい生活を心がけることで、身長をのばしやすくなることが出来るでしょう。
また、成長期を過ぎた後にも、成長ホルモンは微弱ながら分泌されています。
ですが、成長期に比べると非常に少ないため、身長を伸ばすためには、成長ホルモンを分泌しやすくなるケアをすることが必要と言えるでしょう。
成長ホルモンの分泌を促進させる方法とは?
成長ホルモンの分泌を促進するためには、第一に規則正しい生活を心がけることが大切です。
これら三点の事に最低限気を付けることが大切でしょう。
眠っている時に成長ホルモンは分泌されやすくなりますので、出来ることであれば、一日8時間程睡眠時間を取ることが理想的です。
また、お酒やたばこは成長ホルモンの分泌を妨げてしまうため、成長を伸ばしたいのであれば禁酒、喫煙をするように心がけましょう。
男女で成長ホルモンの分泌に違いがある?
成長ホルモンの分泌には、男女で時期的な差があります。
男子ならば、第二次性徴期とよばれるような、男性ホルモンの分泌による声変わりや髭、性毛などが生える時期を境に、成長ホルモンの分泌が減少し、徐々に骨端線もふさがります。
男子の成長ホルモンの分泌による身長の伸びるタイミングは、17歳〜18歳です。
この時期までが、身長を伸ばすラストスパートだと思いましょう。
一方、女子の場合は、女性ホルモンの分泌が始まる、生理が訪れる頃に成長ホルモンの分泌が緩やかになり、身長の伸びもゆっくりになるでしょう。
女子の成長ピークは15歳〜17歳です。
一般的に言うと、男子より女子の方が早く成長ホルモンの恩恵を受け、身長が伸び、男子よりも早く身長の伸びがストップする事になるでしょう。
身長を伸ばすサプリにも注目!
サプリメントを摂取するのも一つの手。
身長を伸ばすためには、規則正しい生活を心がけることが大切ですが、食生活に気を使うのはなかなか大変です。
そんな方にオススメなのが、身長サプリメントです。
摂取するだけで、成長を伸ばすために必要な栄養素を簡単に摂取することができます!
カルシウムやビタミンなどがバランスよく含まれていますので、毎日の食生活に頭を悩まされることがなくなりますよ。
化学薬品が含まれていない、健康的に続ける事が出来るサプリも数多くありますので、身長を効率よく伸ばしたいという方は試してみてはいかがでしょうか?
初めて身長サプリメントを飲むという方には、身長サプリランキングを参考にしてください。
まとめ
身長の伸びを左右する重要ポイントは、いかに成長ホルモンをスムーズに分泌させるかでしょう。
特に思春期は、外見の良さにばかりとらわれて無理なダイエットをしたり、スマホばかりをいじり過ぎて、夜更かししたり…
本来ならば、成長ホルモンの恩恵を受けるべき時期に十分な分泌を受けられないで、身長が伸びなかったということのないようにしたいものです。
さらに、成長ホルモンが盛んに分泌されてから緩やかになるまでには男女で差があります。
こうした適切な時期をしっかり踏まえ、身長の伸びるサプリなどを使ってみましょう。