成長期と聞くと大体中学生~高校生あたりかなと思う方が多いと思いますが、「身長が止まる合図」と言われてピンと来る方はなかなかいないと思います。
実は成長が止まる、または落ち着く頃に体はきちんと合図を出しているのです。
目次
身長が伸びるのは何時頃までなのか
成長期の身長が伸びる速度はとても早いですね。個人差はありますが、1年で10cm程グンと伸びる人もいます。
健康局が出している平均データでは、男子が15歳(中3)女子は13歳(中1)に成長期のピークを迎えるとされていて、その後男子は20歳、女子は17歳頃までゆっくりと伸び続けます。
もちろん個人差はありますが、実はこの身長が止まるまでの合図はそれぞれきちんと体に現れているのです。
身長が止まる合図とは何か
「第二次性徴期」と言うものがあります。
これは男女それぞれ思春期頃に訪れるもので、男子の場合は男らしい体に変化したり、陰毛が生えたり、声変わりしたりします。
女子の場合は胸が膨らみ始め女性らしい体つきになり、陰毛が生え、初潮が来る頃です。
この第二次性徴期こそが体が成長を止める合図であり、大体ここから1~2年かけてゆっくり背が伸びなくなっていきます。
背が伸びる仕組みとは
そもそも背が伸びるしくみは、「骨端線」という骨の軟骨部分が増殖して背が伸びます。
この軟骨部分を伸ばすのにタンパク質、カルシウム、また成長ホルモンの分泌が関わってくるのです。
そしてこの骨端線は年齢とともに増殖が止まって硬くなるのですが、一度固まるともう背はなかなか伸びないので硬くなると成長が終わった、ということになります。
なので第二次性徴期が来たら、背を伸ばすことに関してはそこから1~2年がラストチャンスとなるのです。
ラストチャンスを活かすには
まずは「睡眠」「運動」「栄養」をしっかりと意識してください。
睡眠は22時から2時の成長ホルモン分泌の盛んな時間は必ず寝ている様に心掛けましょう。
運動は過度な筋トレや、体を酷使し過ぎるものはやめましょう。
あくまでも「適度」を意識して行ってください。
成長期の激しく筋肉強化や、トレーニングは背を伸ばす事を止める効果が出てしまいます。骨に適度な刺激を与える事を意識したジャンプ運動がおすすめです!
そして栄養は先ほど述べたカルシウムとタンパク質、そして成長ホルモンを促すアルギニンを意識してください。
アルギニンは干湯葉、高野豆腐、落花生、ゴマ、くるみ、アーモンドなどに豊富に含まれています。
あまり摂取しやすい栄養素ではないのですが、成長ホルモンには欠かせない栄養素なのでサプリメントなどを利用して摂取するのも良いかもしれませんね。
まとめ
第二次性徴期は身長が止まる合図です。
しかし、第二次性徴期を迎えてもホルモンの分泌量次第ではまだまだ伸びることもあります。
あくまで目安にして、身長を伸ばす事を諦めずに成長に効果的な生活を心がけましょう!