身長を伸ばすためには、日頃から食生活に気を配る必要があります。
ですが、何でも食べていれば身長を伸ばせるという訳ではありません。
身長を伸ばすためには、栄養バランスが整っている食事を摂ることはもちろん、具体的にどのような食べ物を摂取することで、身長を伸ばしやすくすることが出来るのでしょうか。
目次
身長を伸ばす成分とは?カルシウムの他にもこんな成分が大切!
身長を伸ばす成分として良くあげられるのはカルシウムですが、残念ながらカルシウムだけを摂取していても、身長を伸ばすことが出来ません。
なぜならば、カルシウムには骨を成長させる効果は少なく、どちらかというと骨を丈夫にし、強くしていく働きが強いのです。
カルシウムを効果的に身長の為に活かすには、カルシウムと一緒にビタミンDやマグネシウム、タンパク質、亜鉛といった5つの要素を摂取することが大切です。
この5つの栄養素は、骨を作り成長させるために欠かせない成分となっているため、一緒に摂取することで、骨の成長を促すことが出来ます。
身長を伸ばす食べ物とは?意外と知られていないあの食べ物も効果抜群!
身長を伸ばすためには、カルシウムを含めた5つの栄養素を摂取することが出来る食材を摂取するように心がけましょう。
5つの栄養素が含まれている食材をそれぞれご紹介します。
カルシウム
カルシウムは、牛乳やチーズなどの乳製品に含まれていることはもちろん、小魚やゴマ、大豆製品などにも多く含まれています。
牛乳アレルギーなどがあって、スムーズにカルシウムが摂取できないお子さんは、そうしたアレルギー反応を示さない食物を利用しましょう。
ビタミンD
ビタミンDは、実は日光浴をして紫外線を浴びることで体内でも作ることが出来る栄養素です。
食材で摂取する際には、キノコ類や魚類がおすすめです。
マグネシウム
マグネシウムは、大豆や落花生、アーモンドなどの、豆類に多く含まれていることが多い成分です。
タンパク質
タンパク質は肉類、魚類、豆類、乳製品、卵などに幅広く含まれている成分です。
良質な物を摂取することで、より強い効果を得ることが出来ます。
亜鉛
あまり名前を聞かない方も居る成分かもしれませんが、ホタテや納豆、豚のもも肉などに含まれている成分です。
亜鉛が不足する事で、味覚障害が生じる事があります。特に最近のお子さんについては、亜鉛が不足しがちです。
ジャンクフードなどの取りすぎ注意!肥満に気をつけて!
「身長を高くしたい!」と願望を抱く時期に、ハンバーガーやフライドポテトなどをテイクアウトできるジャンクフード店に通うことも多くあるでしょう。
こうしたお店で提供される食品は、脂質が高く、ついつい食欲を増進させる濃い味付けがなされている事が殆どです。
なるべく控えるか、行ってもヘルシーなサラダ類などを頼むかにしたいものです。
また、部活などが盛んになるため、消費カロリーも高くなります。
それに伴い、益々食欲は増進されるでしょう。朝昼晩以外にも何食も食べるお子さんも少なくないのです。
まさに育ち盛りですから、身長の伸びを妨げる肥満だけには注意したいものです。
食材の産地や成分に気を配る
上記で述べたように、子供は親の作る食事から栄養素豊富に取り入れなければならないのですが、その食材も安全で有機物の含まれていないものをセレクトする必要があります。
それには、親が食材を選ぶ時に産地をしっかり確認したり、なるべく添加物の少ないものを厳選するなどしなければならないでしょう。
食品に含まれる有機物が、カルシウムやそれの吸収に必要な栄養の吸収を阻害するケースもあるからです。
身長を伸ばしやすくする食べ物の他にも、こんな方法が効果的!
身長を伸ばすためには、食生活はもちろんですが、運動や睡眠もバランスよく取り、健康的な生活を送ることが何よりも大切になります。
健康的な生活を送ることで、成長ホルモンの分泌を促し、身長が伸びやすくなる体作りをすることが出来るからです。
食事ばかりに気を取られすぎて、他の生活面でのサポートがおろそかになれば、お子さんの身長を伸ばしてあげることは難しくなるでしょう。
大人ができる生活面のサポートは次のようなものがあります。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
食事面のサポート
偏食気味のお子さんには、細かく刻んで苦手な食材だとわからないように調理してあげましょう。
もちろん、それにばかり時間を割いている事は難しいため、身長サプリのような補助も有効です。
お弁当などを作ってあげるときは、身長の伸びに貢献するような、カルシウムや亜鉛などの成分が摂取できる食材で詰めてあげましょう。
睡眠のサポート
寝ている間の成長ホルモンの分泌は、クオリティの高い睡眠を心がける事です。
寝る前にスマホやゲームなどで脳を刺激しては、理想の睡眠がとれません。
また、寝る前にカルシウム豊富なホットミルクを飲用する事も、骨の強化とともに良い眠りにつくきっかけになります。
運動のサポート
適度な運動をする場所を提供するのも、親としては立派なサポートです。
近年、お子さんが伸び伸びスポーツを楽しめる場所が減少しつつあります。
自宅でできる体操を取り入れる以外にも、軽く走ったり、ボールを使って楽しめる場所を見つけて、付きそってあげるのも良いでしょう。
運動後、リカバリ水としてスポーツ飲料ばかりに頼らず、牛乳や身長サプリを摂取する事を促しましょう。
食事と身長サプリメントを上手に活用
身長が伸びやすい体を作ることが出来て、栄養素をしっかりと摂取していても、やはり成長期を過ぎてしまうと、身長が伸びにくくなることに変わりはありません。
効率よく、出来るだけ早く身長を伸ばしたいという方には、これらの方法と合わせて、身長を伸ばすサプリを摂取することをオススメします。
身長を伸ばすサプリを摂取することで、食べ物が効率よく、身長を伸ばすために働きかけてくれるでしょう。
しかし、お子さんは味覚がまだ安定せず、サプリメントの味にすら敏感で、合わない味であれば、継続飲用は難しいと思います。
子供用にできた身長サプリメントならば、そうした心配もなく、お子さんの成長期にしっかりサポートしてくれるでしょう。
子供向け身長サプリを選ぶポイント
お子さんの身長サプリを選ぶコツは、次のようなポイントになります。
これらを踏まえて、比較検討してみてくださいね。
お子さん好みの味
お子さんの気に入って受けられやすい味のサプリを選びましょう。
まずは、味が一番と言えるでしょう。ヨーグルト、イチゴ、ココア味などがスタートしやすいですね。
お子さんが飲みやすい形状
お子さんの、喉の通りがスムーズな形状のサプリを選びましょう。
粒が大きいと違和感があって飲みにくいと感じ、その後継続しにくくなるものです。
また、最近はグミ状のものもあるため、お子さんはオヤツ感覚で飲用できそうですね。
お子さんの体内に入っても安全と認められるもの
国内生産で、余計な化学物質の配合されていないもの、なおかつ、子供の甲状腺に影響を及ぼす可能性の高い放射能検査をクリアしているものなどを選びましょう。
親が継続できる価格
まずは継続させる価格である事が大切です。
無理のない価格や、お得な定期便での購入も視野に入れましょう。
まとめ
まだまだ好き嫌いが多いお子さんの食生活。親が無理して苦手な食材を与えても、食卓はつまらなくなるばかりです。
「身長のために、どんな物でも食べて欲しい」という親心ですが、何でも食べれば良いというものでもないのです。
身長を高くしたいのなら、カルシウムと思いがちではありますが、実際は、カルシウム以外にも様々な補助栄養が必須なのです。
また、食欲増進のお子さんは、ついつい食べ過ぎて肥満体質になることもあります。
肥満は身長の伸びに直接影響を与え兼ねませんから、親は脂肪分の少ない食事を心がけるべきなのです。