「コーヒーを飲むと身長が伸びない」と言われますが、実際はどのような関係があるのでしょうか。
体の発育は、食べ物の影響がとても強いということは、皆さんご存知のこと。
ここでは、コーヒーが身長に与える影響について解説していきますね。
目次
睡眠不足は身長が伸びない原因に!
コーヒーに発育を止める成分が入っているわけではありません。
しかし、身長が伸びないといわれるのは、コーヒーに含まれるカフェインのため。
カフェインは脳の覚醒作用がありますので、夜なかなか寝付けないことがありますよね。
睡眠中に最も活発に分泌される成長ホルモンは、骨の形成や筋力をアップするためにとても大切です。
コーヒーを飲んで眠れなくなると、必然的にこのホルモンの活動が低下してしまうため、体の発育にはデメリットになるのです。
「寝る子は良く育つ」といわれるのは本当のこと。
特に、夜10時~2時までの間が、1日の間で最も成長ホルモンが分泌される時間帯です。
この時間にぐっすり寝ることは、身長を高くする為にも大切な意味をもたらしていると言えるでしょう。
コーヒーはメリットになることも!
コーヒーのカフェインは、体内で分解されるまでに約6時間ほどかかるといわれています。
もしコーヒーを飲むのであれば、寝る直前でなく日中にすると良いでしょう。
コーヒーは決して身長にデメリットになることばかりではなく、飲み方さえ注意すればメリットになる点もいくつかあります。
たとえば、コーヒーのリラックス効果。
コーヒーの焙煎した香りは、人によって癒し効果をもたらすといわれ、ストレス解消にもなります。
リラックスした状態は、副交感神経が優位になっているため、ホルモン分泌も活発に。
さらに、コーヒーにはポリフェノールが多く含まれ、アンチエイジングにも良いと言われていますよね。
ポリフェノールは、新陳代謝を活性化して、体の細胞の劣化を予防します。
疲労回復を早めるなど、身長を高くする為には間接的に良いことも多くあるのですよ。
カフェインの過剰摂取に注意しよう
コーヒー以外にも、カフェインが含まれたものは、栄養ドリンクや炭酸飲料などあります。
カフェインの過剰摂取は、睡眠不足を招き成長ホルモンの働きを不安定にするでしょう。
さらに、骨を形成するマグネシウムとカルシウムが、体外に排出されやすくなってしまう点にも注意が必要。
カフェインには利尿作用がありますので、尿が排出されるときにビタミンやカルシウムといった成分も一緒に体外へ出されてしまいます。
そのため、カフェインの過剰摂取は栄養面から見ても、身長を伸ばす為には不利になるでしょう。
くれぐれも、カフェインの過剰摂取は注意しましょう。
まとめ
身長を伸ばしたいなら、カフェインの摂取は限度量を守りましょう。
また、コーヒーなどを飲むときはタイミングも重要です。
寝る前に飲んで、睡眠の妨げになるような事は避ける方が良いですね。
しかし、コーヒーを飲むことによって、リラックス効果があったりとメリットになる点もあります。
コーヒー好きなのに我慢して、ストレスを溜め込むのも、身長を伸ばす上で逆効果に。
過剰摂取や飲む時間帯を考えてコーヒーを飲むことは、身長が伸びないという事には繋がらないので、心配ないでしょう。