コーンフレークをはじめ、最近は色々なシリアルが発売されています。
栄養食品としてもとても人気が高く、簡単に摂取できるので、忙しい朝の朝食がわりにしている人も多いですね。
チョコ味やシュガー味などの甘くて食べやすい味付けがされているものも多いので、子供も喜ぶ事から子供の栄養補給としても人気です。
「朝からそんなに食べられない…」というお子さんや、「朝からそんなに作れない…」という親のどちらのニーズにも応えてくれるのが、コーンフレークともいえるでしょう。
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実は子供の栄養補給としては向かない
コーンフレークのパッケージを見ていると「1食分で果物◯個分の食物繊維!」や「鉄分豊富!」などと書かれていて、栄養がしっかり摂れる様な感覚になります。
しかし、コーンフレークに含まれる栄養を見てみると、栄養の種類としては1食分としては非常に多いのですが、その割合として考えた時には全体的に低めとなってしまいます。
また、基本的に糖質やカロリーは高いものも多い為、毎日食べるとなると肥満をまねく可能性もあり、あまりオススメできません。
牛乳を飲むのが苦手な子に牛乳を摂らせたい場合や、ご飯としてではなくおやつとしてあげる場合は良いかもしれませんね。
あくまで、毎日の栄養補給として利用するのが良くないだけで、忙しい朝やたまに利用するなら良いです。
しかし、毎日コーンフレークを与えているから栄養補給は十分!と言う考え方は非常に危険です。
知らないうちに子供が少しづつ栄養不足になったり、気がついたら周りの子よりも体格が小さいなどを引き起こしているかもしれません。
おやつ感覚で食べるのが妥当なコーンフレーク!
コーンフレークを食事として摂取するのではなく、10時や3時のオヤツとして利用しましょう。
食事で補えない分の栄養を、コーンフレークで補うようなサポート食として取り入れる事が賢い方法です。
今までチョコレートや砂糖菓子のようなお菓子や、栄養価の少なめなおやつばかりを与えていた家庭では、おやつをコーンフレークに変えてあげるのもいいですね
ですが、おやつであっても、食べ過ぎてしまうと太り過ぎの原因になってしまいます。
肥満になると、成長時期に分泌して欲しい成長ホルモンが、スムーズに分泌されなくなってしまうのです。
身長と成長ホルモンの関係は「成長ホルモンとは?サプリで摂取しても身長は伸びる?」で詳しく解説しています。
コーンフレークの栄養価は牛乳と組み合わせてこそ!
コーンフレークをはじめとしたシリアル系の食べ物は、単体よりも牛乳と組み合わせた方がより栄養価が高まると言われています。
パッケージの裏を見てみると、コーンフレークだけの栄養価とコーンフレーク+牛乳ペアの栄養価の比較が記載されている商品が多いです。
すると、牛乳を加えたコーンフレークの方が、数倍の栄養価を摂取できる事が一目瞭然で分かるのです。
ですが、牛乳アレルギーや牛乳嫌いなどの牛乳離れの傾向が多いため、牛乳を加えずにコーンフレークだけ食べている人も少なくないでしょう。
コーンフレークとは何で出来ているか
そもそもシリアルとは、とうもろこしや小麦、米などを主原料にした加工食品の事。
その中でもコーンフレークは、ひきわりトウモロコシを蒸し、潰して乾燥させたものをいいます。
様々な種類はありますが、コーンフレークはビタミンや食物繊維が低めであり、またタンパク質は殆ど摂取出来ません。
なので、タンパク質の為に牛乳を使うのです!
美味しさの為だけではなく、栄養のバランスを図る為に必要な物とされています。
コーンフレークだけで身長を伸ばす目的にはしない!
コーンフレークだけを、身長を伸ばす目的で使用するのは十分ではないでしょう。
身長を伸ばすには、まだまだ必要な栄養があります。
また、食べ過ぎて肥満になると、余計に身長の伸びを阻害してしまうのです。
ちなみに、コーンフレークをはじめとした食べ物を食べ過ぎて肥満になってしまうと、成長ホルモンの分泌が鈍くなり、身長の伸びが悪くなることは医学的に立証されています。
身長の伸びを期待してコーンフレークを摂取し過ぎ、肥満になって身長が伸びなくなるなどの負のサイクルにはならないようにしたいものですね。
コーンフレークは現代社会の都合が良い食べ物
コーンフレークは共働きで朝食に時間をかけられない家族や、少食気味のお子さんがいる家庭で重宝されています。
これは、まさに現代社会における子育て中の救世主的なイメージにとらえがちです。
なるべくならば、コーンフレークにこうした先入観を持たずに、朝はバランス良い食事を提供できたらいいですね。
茹でた野菜や、カットしたフルーツを上手に冷凍保存する事もオススメですよ。
コーンフレークに頼るよりは、こちらの方が手間はかかるかもしれませんが、栄養面では効果的でしょう。
コーンフレークが飽きないように工夫も大切!
コーンフレークは、毎日食べると必ず飽きる日がくるでしょう。
初めは、そのままで食べられたコーンフレークがいつの間にか、なんらかのアレンジを加えないと食べられなくなる人もいるようですね。
コーンフレークは、クリームやアイスなどによく合うので、アレンジしてしまうとより甘くしてしまいがちです。
それでは、肥満の元になったり、身長を伸ばすために必要な栄養をとり損ねてしまうでしょう。
また、こうしたアレンジも手間がかかりますし、以外にコストがかかりますから考えものですね。
成長期の子供のための栄養とは
基本的に成長期の子供の為の栄養は「簡単に一品」で取るというのは難しいです。
最初の方でも述べましたが、もちろん忙しい日など、どうしても時間がない時などにコーンフレークを利用するのは良いのですが、一食に置き換えるならサラダや果物などもつけたい所です。
成長期の子供の栄養は、骨を作る「カルシウム」「タンパク質」、そして成長ホルモンを促す「アルギニン」。
これらを、野菜たっぷりのバランスの取れた食事の中で摂取することを心がけて下さい。
そして、しっかり食べてエネルギーを蓄えることで脳が正常に動き、大きく丈夫な体を作っていきます。
日々のバランスが心配であれば、基本の食事にプラスしてサプリで補う方がバランスも良くなりますね。
身長を伸ばす目的なら、コーンフレークより身長を伸ばすサプリを!
現在、身長を伸ばす目的でコーンフレークを食べているお子さんや、それを提供している親御さんは、ちょっと視点を変えてみましょう。
コーンフレークにも、アルギニンが含まれた種類はたくさんありますが、身長を伸ばす目的のために開発されたサプリメントに敵うことはないでしょう。
ですから、成長期に回り道せずに身長を伸ばすならば、アルギニンもカルシウムも身長の伸びを目的としたサプリを迷わずお選びください。
まとめ
子供が食べやすく、大人も手軽に食事の代用として食卓に出せてしまうコーンフレークは、あまり食事向きではありません。
食事にする場合はバランスよく他の食材と組み合わせて提供したり、美味しいおやつとして出した方が効果的に利用できます。
また、コーンフレークは単体で摂取するよりも、牛乳を加えた方がはるかに栄養を摂取しやすくなるでしょう。
ですが、コーンフレークだけで子供の成長を期待する事は、一筋縄ではいかないのが現状です。
そのような時はガラリと視点を変えて、身長の伸びだけに特化した身長を伸ばすサプリを飲用しましょう。